外出先への持ち運びに便利なモバイルモニター。
パソコンのサブモニターやゲームのモニターとして、使う人が増えています。
中でも10インチのモバイルモニターは超小型の分類で、気軽に持ち運びができる便利アイテムです。
本記事では、10インチのモバイルモニターのおすすめを厳選して紹介します。
10インチモバイルモニターを選ぶ理由
10インチのモバイルモニターの利点は、何と言っても持ち運びのしやすさ。
重量が200gから300gのモデルが多く、重い荷物を持ちたくない人におすすめです。

持ち物はなるべく軽くしたい!
また、コンパクトな大きさのため、普段大きいカバンを持ち歩かない人にはうってつけです。
10インチはタブレットのサイズ大体同じです。
13.5インチのパソコンと並べると、下の画像のようなサイズ感になります。


サイズは幅が約23cm、高さが約13cmになります。
「画面が小さくても構わない」という方は、10インチのモバイルモニターの中から選びましょう。
サイズ | 幅 | 高さ |
---|---|---|
10.1インチ | 22.4cm | 12.6cm |
10.5インチ | 23.2cm | 13.1cm |
10インチモバイルモニターの選び方
10インチのモバイルモニターの中でもどれを選べばいいかわからない人も多いと思います。
ここからは10インチモバイルモニターの選び方を紹介していきます。
以下の5項目に着目して選ぶようにしましょう。
スタンド
私がモバイルモニターを選ぶ上で重要視しているのがスタンドです。
モバイルモニターのスタンドには保護カバー兼用スタンドと自立スタンドの2種類があり、現在は保護カバー兼用スタンドが主流になっています。
また、保護カバー兼用スタンドの中にもタイプが2つに分かれています。
保護カバー兼用スタンド
保護カバー兼用スタンドはその名のとおり、付属の保護カバーがスタンドにもなるタイプです。
保護カバー兼用スタンドの中にも2つタイプに分かれます。
ディスプレイの前面に保護カバーが出てくるタイプ


このタイプは決まった角度では安定するのですが、角度の調整がしにくいデメリットがあります。


角度にこだわらない人にはおすすめです。


ディスプレイと保護カバーでバランスを取って立てるタイプ
このカバーを開くと下の画像のようになります。


画面上部がマグネットで保護カバーとくっつきます。


このタイプは角度を調整できるだけでなく、画面が前面に出ないため省スペースで使えます。



私はこのタイプの方が好きです


画面の底に滑り止めのゴムがついています。


自立スタンド
もう一つの種類は自立スタンドです。


モニター本体にスタンドが付属するタイプで自由に角度を調整できます。
安定して立つし、場所も取りません。



最もおすすめです!


デメリットとしては、持ち運ぶ時に別の保護ケースに入れて持ち運ばなければいけない点です。
荷物が少し増えてしまうのが欠点です。
また、モバイルモニターの中でも自立スタンドのモデルはあまり多くなく、自身に合ったものを見つけるのが難しいです。
解像度
10インチのモバイルモニターを選ぶ上で解像度も重要です。
映像の精密さを表す数値で、画面内に点(画素)が何個配置されているかを指します。
解像度が高いほど、画像や映像はなめらかで鮮明で細やかになります。


10インチのモバイルモニターはフルHD(1920×1080)が最も多く使われています。
多少表示される文字などが小さくなっても、作業領域を広げたいという人は2KやWQHDを選ぶとよいです。
- HD:1,280×720
- フルHD:1,920×1,080
- 2K:2,048×1,080
- WQHD:2,560×1,440
- 4K:3,840×2,160
液晶パネル
モバイルモニターには主に3種類の液晶パネルが採用されています。
IPS、VA、TNの3種類にはそれぞれメリットとデメリットがありますが、IPSを選択すれば間違いありません。
他と比べて値段が少し高いですが、視野角が広くさまざまな用途に使えます。
項目 | IPS | VA | TN |
---|---|---|---|
応答速度 | 少し遅い | 遅い | 速い |
視野角 | 広い | 狭い | 狭い |
発色 | 普通 | きれい | よくない |
コスト | 少し高価 | 普通 | 安価 |
用途 | ゲーム 映画やアニメ鑑賞 イラスト作成 動画、写真編集 | 映画やアニメ鑑賞 | ゲーム |
また、液晶パネルには光沢タイプ(グレア)と非光沢タイプ(ノングレア)の2種類があります。
光沢タイプは映像がきれいですが、映り込みしやすいです。
非光沢タイプは映り込みしにくいかわりに、映像が白っぽくなってしまいます。
項目 | 光沢タイプ | 非光沢タイプ |
---|---|---|
メリット | 映像がきれい | 映り込み(反射)しにくい |
デメリット | 映り込み(反射)しやすい | 映像が白っぽい |
スまり多くなく、自身に合ったものを見つけるのが難しいです。
機能性


モバイルモニターには、タッチパネル搭載やバッテリー内臓、有機ELのモデルもあります。
タッチペンで絵を描きたい方はタッチパネル搭載を選びましょう。
また、バッテリー内臓のモバイルモニターは電源ケーブルをを接続する必要がありません。
持ち運び時に極力荷物を減らしたい人におすすめです。
メーカーと価格


モバイルモニターはさまざまなメーカーから販売されています。
主流は価格が安い中国メーカーですが、日本メーカーからも販売されています。
高品質・サポートを重視する人は日本メーカーをおすすめします。
10インチモバイルモニターのおすすめ
10インチのおすすめモバイルモニターは以下のとおりです。
VisionOwl 10.5インチ xl-105


安心のAmazon限定ブランド「VisionOwl」の10.5インチモニターになります。
重量がたったの249gしかなく、カバー付きでも393gしかありません。
省スペースで画面を立てることができます。
薄くて軽く、まるで本のようにサイズが小さいため、カバンに入れても邪魔になりません。
製品名 | xl-105 |
---|---|
解像度 | フルHD(1920×1280) |
画面サイズ | 10.5インチ 光沢タイプ IPS |
表示速度 | リフレッシュレート 60Hz |
重量 | 249g(カバー付き:393g) |
接続方法 | USB-C x2 miniHDMI x1 |
給電方法 | USB-C |
スピーカー | 内臓 |
タッチパネル | 非対応 |
スタンド | 保護カバー兼用スタンド |
価格もリーズナブルで10.5インチのモバイルモニターの中で最もおすすめのモデルになっています。
ベゼル(縁)が細くスタイリッシュですが、アルミ製のためしっかりしています。
switchにもケーブル1本で接続できます。


JAPANNEXT 10.5インチ 105FHDPR


「JAPANNEXT」は主にモニターを取り扱っている日本メーカー。
日本の企業、それもモニター専門メーカーということで高品質で保証も手厚くなっています。


USBケーブル1本でどこでもデュアルディスプレイを実現できます。
重量も軽いので持ち運びも簡単です。
製品名 | 105FHDPR |
---|---|
解像度 | フルHD(1920×1280) |
画面サイズ | 10.5インチ 光沢タイプ IPS |
表示速度 | リフレッシュレート 60Hz |
重量 | 360g(カバー別) |
接続方法 | USB-C x2 miniHDMI x1 microUSB×1 |
給電方法 | USB-C |
スピーカー | 内臓 |
タッチパネル | 非対応 |
スタンド | 保護カバー兼用スタンド |
保護カバーついており、スタンドとして利用できます。
他のモニターと違う点はmicroUSB端子がついているところです。
これによりマウスやキーボードとも接続可能になっています。
EVICIV 10.5インチ M105T01


各種サイズのモバイルモニターを製造・販売している「EVICIV」。
モバイルモニターの老舗ブランドです。
10.5インチモニターは軽いのはもちろん、画質もきれいです。
製品名 | M105T01 |
---|---|
解像度 | フルHD(1920×1280) |
画面サイズ | 10.5インチ 光沢タイプ IPS |
表示速度 | リフレッシュレート 60Hz |
重量 | 250g(カバー別) |
接続方法 | USB-C×1 miniHDMI×1 |
給電方法 | USB-C |
スピーカー | 内臓 |
タッチパネル | 非対応 |
スタンド | 保護カバー兼用スタンド |
保護カバー兼用スタンドも付属しており、画面傷などの心配がありません。
モニター背面にはVESA穴もついているので、市販のスタンドに取り付けることもできます。
Intehill 10.5インチ T10PA(タッチパネル)


「intehill」は、中国のHanshi Jingxian社が展開するポータブルモニターのブランド。
小型から大型のモバイルモニターを取り揃えています。
「T10PA」は10.5インチでタッチ機能を搭載しているモデルです。
製品名 | T10PA |
---|---|
解像度 | フルHD(1920×1280) |
画面サイズ | 10.5インチ 光沢タイプ IPS |
表示速度 | リフレッシュレート 60Hz |
重量 | 460g(カバー込) |
接続方法 | USB-C×2 標準HDMI×1 |
給電方法 | USB-C |
スピーカー | 内臓 |
タッチパネル | 対応(10点マルチタッチ) |
スタンド | 保護カバー兼用スタンド |
ベゼル(縁)が5mmと薄いだけでなく、本体も10mmしかないため、持ち運びも簡単です。
保護カバー兼用スタンドも付属しており、画面傷などの心配がありません。
VisionOwl 10.5インチ xl-105t(タッチパネル)


先ほど紹介したAmazon限定ブランド「VisionOwl」のタッチ機能搭載モデルになります。
本体が薄く軽量いたぷなので、持ち運びにも便利です。
製品名 | xl-105t |
---|---|
解像度 | フルHD(1920×1280) |
画面サイズ | 10.5インチ 光沢タイプ IPS |
表示速度 | リフレッシュレート 60Hz |
重量 | 320g(カバー込:460g) |
接続方法 | USB-C×2 miniHDMI×1 |
給電方法 | USB-C |
スピーカー | 内臓 |
タッチパネル | 対応(10点マルチタッチ) |
スタンド | 保護カバー兼用スタンド |
保護カバーを使って立てた時にカバーが画面の前に出ないタイプなので、省スペースで使えます。
有線イヤホンを使用するとピーと高い音が入るという指摘もあるので注意が必要です。
10インチモバイルモニターまとめ
本記事では10インチモバイルモニターのサイズとおすすめモデルを紹介してきました。
ノートパソコンに接続して、どこでもデュアルディスプレイで作業できるモバイルモニターは持ってて損しません。
自身の用途に合ったモデルを選んでいただければと思います。