パソコンのサブモニターやゲームのモニターに使えるモバイルモニター。
外出先に持っていけるのはもちろん、自宅でも省スペースで使えます。
中でも17インチから24インチの大型モバイルモニターの需要が高まっています。
本記事では、大型モバイルモニター(17インチから24インチ)のおすすめを厳選して紹介します。
他のサイズも見たいという方は下の記事をご覧ください。

【結論から】当サイトおすすめの大型モバイルモニター
先に結論から知りたい人は下の表を参考にしてください。
大型モバイルモニターの選び方
どの大型モバイルモニターを選べばいいかわからない人も多いと思います。
ここからは大型モバイルモニターの選び方を紹介していきます。
以下の6項目に着目して選ぶようにしましょう。
サイズ
モバイルモニターサイズはモニターの対角線の長さをインチ表示したもの。1インチ=2.54cmになります。

視聴性が高い大型モバイルモニターは17インチから24インチ。
基本的な縦横比である16:9の場合、縦と横の長さは下の画像と表のとおりです。

サイズ | 幅 | 高さ |
---|---|---|
15.6インチ | 34.5cm | 19.4cm |
16.0インチ | 35.4cm | 19.9cm |
17.3インチ | 38.3cm | 21.6cm |
18.5インチ | 40.9cm | 23.0cm |
21.5インチ | 47.6cm | 26.7cm |
23.8インチ | 52.7cm | 29.6cm |
- 15インチ台:自宅での接続がメインだけど持ち運びもできる(一般的な大きさ)
- 17、18インチ台:モバイルモニターの中では大型
- 21インチ台:据え置き型モニターでいうと小型
- 24インチ台:据え置き型の一般的な大きさ(モバイルモニターだと超大型)
10.5インチから17.5インチを選べると下の画像のようになります。

13.5インチのパソコンと15.6インチモニター、17.5インチモニターを並べてみました。

13.5インチのパソコン10.5インチとパソコンです。
13.5インチPCと17.5インチモニターを並べるとふた回り大きく感じますね。

17.5インチでも十分大きく感じるね


- 17インチ台:大きめのモバイルモニターとして使いたい
- 21インチ台:据え置き型モニターのように使いたい(据え置きの中では小型)
- 24インチ台:据え置き型と変わりなく使いたい
解像度
大型モバイルモニターを選ぶ上で解像度も重要です。
映像の精密さを表す数値で、画面内に点(画素)が何個配置されているかを指します。
解像度が高いほど、画像や映像はなめらかで鮮明で細やかになります。


大型のモバイルモニターの場合、フルHD(1920×1080)が多く使われています。
- HD:1,280×720
- フルHD:1,920×1,080
- 2K:2,048×1,080
- WQHD:2,560×1,440
- 4K:3,840×2,160
リフレッシュレート:ゲームで使う人向け
SwitchやPS5などでモバイルモニターを使いたい人はリフレッシュレートにも注意しましょう。
リフレッシュレートとは、画面内の画像が1秒間に切り替わる回数です。
リフレッシュレートが低いとゲーム中に画面がカクカクしたり、ぶれたりします。
一般的なモニターは60Hz(ヘルツ)なのに対し、ゲーム用のモニターは120Hzや144Hzなど高い値になっています。
SwitchやPS5、PCゲームをする人は高リフレッシュレートのモニターを選びましょう。
液晶パネル
モバイルモニターには主に3種類の液晶パネルが採用されています。
IPS、VA、TNの3種類にはそれぞれメリットとデメリットがありますが、IPSを選択すれば間違いありません。
他と比べて値段が少し高いですが、視野角が広くさまざまな用途に使えます。
項目 | IPS | VA | TN |
---|---|---|---|
応答速度 | 少し遅い | 遅い | 速い |
視野角 | 広い | 狭い | 狭い |
発色 | 普通 | きれい | よくない |
コスト | 少し高価 | 普通 | 安価 |
用途 | ゲーム 映画やアニメ鑑賞 イラスト作成 動画、写真編集 | 映画やアニメ鑑賞 | ゲーム |
また、液晶パネルには光沢タイプ(グレア)と非光沢タイプ(ノングレア)の2種類があります。
光沢タイプは映像がきれいですが、映り込みしやすいです。
非光沢タイプは映り込みしにくいかわりに、映像が白っぽくなってしまいます。
項目 | 光沢タイプ | 非光沢タイプ |
---|---|---|
メリット | 映像がきれい | 映り込み(反射)しにくい |
デメリット | 映り込み(反射)しやすい | 映像が白っぽい |
スタンド
モバイルモニターのスタンドには、保護カバー兼用スタンドと自立スタンドの2種類があります。
保護カバー兼用スタンドが主流になっています。
保護カバー兼用スタンド
保護カバー兼用スタンドはその名のとおり、付属の保護カバーがスタンドにもなるタイプです。
保護カバー兼用スタンドの中にも2つタイプに分かれます。
1つ目のタイプがディスプレイ前面に保護カバーが出てくるタイプです。


このタイプは決まった角度では安定するのですが、角度の調整がしにくいデメリットがあります。


角度にこだわらない人にはおすすめです。


2つ目のタイプは画面の底と保護カバーでバランスを取って立てるタイプです。
このカバーを開くと下の画像のようになります。


画面上部がマグネットで保護カバーとくっつきます。


このタイプは角度を調整できるだけでなく、画面が前面に出ないため省スペースで使えます。



私はこっちのタイプの方が好きです


画面の底に滑り止めのゴムがついています。


自立スタンド
もう一つの種類は自立スタンドです。


モニター本体にスタンドが付属するタイプで自由に角度を調整できます。
安定して立つし、場所も取りません。



最もおすすめです!


デメリットとしては、持ち運ぶ時に別の保護ケースに入れて持ち運ばなければいけない点です。
荷物が少し増えてしまうのが欠点です。
また、モバイルモニターの中でも自立スタンドのモデルはあまり多くなく、自身に合ったものを見つけるのが難しいです。
機能性


モバイルモニターには、タッチパネル搭載やバッテリー内臓、有機ELのモデルもあります。
タッチペンで絵を描きたい方はタッチパネル搭載を選びましょう。
また、バッテリー内臓のモバイルモニターは電源ケーブルをを接続する必要がありません。
持ち運び時に極力荷物を減らしたい人におすすめです。
メーカーと価格


モバイルモニターはさまざまなメーカーから販売されています。
主流は価格が安い中国メーカーですが、日本メーカーからも販売されています。
高品質・サポートを重視する人は日本メーカーをおすすめします。
大型モバイルモニターのおすすめ
17インチ台のおすすめモバイルモニター
17インチ台は大型モバイルモニターの中でも小さいサイズになります。
一般的なノートパソコンのサイズである13インチより2周り、15インチよりも1周り大きいサイズになります。
IO DATA 17.3インチ EX-YC172A


日本製で安心ブランドの「IO DATA」。3年保証もついています。
スタンドを折りたためば15ミリの薄型で、ベゼル(縁)が薄くて見た目がおしゃれです。
製品名 | EX-YC172A |
---|---|
解像度 | フルHD(1920×1080) |
画面サイズ | 17.3インチ 非光沢タイプ AAS |
表示速度 | リフレッシュレート 60Hz |
重量 | 970g |
接続方法 | USB-C x2 miniHDMI x1 |
給電方法 | USB-C |
スピーカー | 内臓 |
タッチパネル | 非対応 |
スタンド | 一体型スタンド |
サイズは大きいですが、付属の保護ケースもついており、持ち運びも簡単です。
一体型スタンドは省スペースでも立てかけられ、無段階調整が可能です。


KEEPTIME 17.3インチ P173


モバイルモニターメーカーである「KEEPTIME」は安価ながらも高品質です。
私もKEEPTIME製品は複数愛用するほど大好きです。
リフレッシュレート144Hzあるので、ゲーム用としても最適です。
製品名 | P156 |
---|---|
解像度 | フルHD(1920×1080) |
画面サイズ | 17.3インチ タイプ IPS |
表示速度 | リフレッシュレート 144Hz |
重量 | 1,460g(保護カバー含む) |
接続方法 | USB-C x2 HDMI x1 |
給電方法 | USB-C |
スピーカー | 内臓 |
タッチパネル | 非対応 |
スタンド | 保護カバー兼用スタンド |
付属の保護ケースもついており、持ち運びも簡単です。
miniHDMIではなく、標準HDMI対応なのも嬉しい点です。
また、VESA穴もついているのでモニターアームにも固定して使うことができます。
JAPANNEXT 17.3インチ JN-MD-IPS1730FHDR-N


「JAPANNEXT」はあまり知られていませんが、日本のメーカー。
本体は13.8ミリの薄型で保護カバーも付属しているので持ち運びに便利です。
製品名 | JN-MD-IPS1730FHDR-N |
---|---|
解像度 | フルHD(1920×1080) |
画面サイズ | 17.3インチ 非光沢タイプ IPS |
表示速度 | リフレッシュレート 60Hz |
重量 | 1,000g |
接続方法 | USB-C x2 miniHDMI x1 |
給電方法 | USB-C |
スピーカー | 内臓 |
タッチパネル | 非対応 |
スタンド | 保護カバー兼用スタンド |
フリッカー(ちらつき)フリーで、ブルーライト軽減モードを搭載し、目と身体への負担を軽減してくれます。
VESA穴もついているのでモニターアームにも固定して使うことができます。
安心の日本製にも関わらず、価格も抑えてくれています。
18インチ台のおすすめモバイルモニター
18インチ台はモバイルモニターのは17インチだと少し物足りない人向けです。
販売商品も少ないため、3商品だけ紹介します。
InnoView 18.5インチ PM501


InnoViewは保証が厚い老舗のモバイルモニターメーカーです。
1年間の保証が最初からついており、保証登録するともう1年延長されます。
18.5インチのこのモデルは一体型スタンドで、省スペースでも立てかけられ無段階調整が可能です。
製品名 | PM501 |
---|---|
解像度 | フルHD(1920×1080) |
画面サイズ | 18.5インチ 非光沢タイプ IPS |
表示速度 | リフレッシュレート 100Hz |
重量 | 約1,000g |
接続方法 | USB-C x2 標準HDMI x1 |
給電方法 | USB-C |
スピーカー | 内臓 |
タッチパネル | 非対応 |
スタンド | 一体型スタンド |
付属の保護ケースもついており、持ち運びも便利。
高リフレッシュレート(100Hz)でゲームにも最適です。
山善 18.5インチ QMM-185


山善は家電を取り扱う安心の日本メーカー。
用途に合わせて「スタンダード」「RTS」「FPS」「テキスト」「映画」「ゲーム」の6種類からモードが選べます。
製品名 | QMM-185 |
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解像度 | フルHD(1920×1080) |
画面サイズ | 18.5インチ 非光沢タイプ IPS |
表示速度 | リフレッシュレート 60Hz |
重量 | 約1,150g |
接続方法 | USB-C x2 miniHDMI x1 |
給電方法 | USB-C |
スピーカー | 内臓 |
タッチパネル | 非対応 |
スタンド | 保護カバー兼用スタンド |
18.5インチの大型にも関わらず厚さも10mmしかないので持ち運びにも便利です。
ブルーライト軽減モードもあり、目にも優しいモデルになっています。
Acouto 18.5インチ A18


Acoutoは保証が厚い中国のモバイルモニターメーカーです。
購入から3年間の保証が付いています。
タッチパネルに対応しているモデルで、同時に10点までタッチ操作が可能となっています。
製品名 | A18 |
---|---|
解像度 | フルHD(1920×1080) |
画面サイズ | 18.5インチ 光沢タイプ IPS |
表示速度 | リフレッシュレート 100Hz |
重量 | 約1,000g |
接続方法 | USB-C x2 miniHDMI x1 |
給電方法 | USB-C |
スピーカー | 内臓 |
タッチパネル | 対応 |
スタンド | 保護カバー兼用 |
ベゼル(縁)が薄くアルミ合金で、見た目もスタイリッシュ。
リフレッシュレートが100Hzでゲームにも最適と言えます。
21インチ台のおすすめモバイルモニター
21インチ台はモバイルモニターの中でも超大型の部類です。
据え置き型でも21インチ台を使っている人は多いと思います。
ASUS ZenScreen 21.5インチ MB229CF-J


ASUSは日本でも人気の台湾パソコンメーカー。
「ZenScreen」という商品名でモバイルモニターも販売しています。
21.5インチのこのモデルは一体型スタンドで、省スペースでも立てかけられ無段階調整が可能です。
製品名 | MB229CF-J |
---|---|
解像度 | フルHD(1920×1080) |
画面サイズ | 21.5インチ 非光沢タイプ IPS |
表示速度 | リフレッシュレート 100Hz |
重量 | 2,200g |
接続方法 | USB-C x1 標準HDMI x1 |
給電方法 | USB-C 電源アダプタ |
スピーカー | 2.1Chオーディオ |
タッチパネル | 非対応 |
スタンド | 一体型スタンド |
高リフレッシュレート(100Hz)で音質にもこだわっているため、ゲームにも最適です。
4年間の保証がついてきますので安心して使えます。
逆にモニターを電源につなげた状態であればパソコンへの給電が可能です。
グリーンハウス 21.5インチ GH-LCT22C-BK


GREEN HOUSEは聞きなじみない人も多いと思いますが、パソコン周辺機器を販売する日本メーカー。
21.5インチのモバイルモニターは、タッチパネル対応で10点マルチタッチもできるモデルです。
タッチ感度も良好でタッチパネルモデルを探している人にはおすすめです。
製品名 | GH-LCT22C-BK |
---|---|
解像度 | フルHD(1920×1080) |
画面サイズ | 21.5インチ 非光沢タイプ |
表示速度 | リフレッシュレート 60Hz |
重量 | 約3,600g |
接続方法 | 標準HDMI DVI VGA PC-USB |
給電方法 | 電源コード(100V) |
スピーカー | 内臓 |
タッチパネル | 対応(10点マルチタッチ) |
スタンド | 一体型スタンド |
画面も明るくきれいですが、重量が3.6kgあるので持ち運びには注意が必要です。
IODATA 21.5インチ LCD-MF224FDB-T2


日本製で安心ブランドの「IO DATA」。5年保証もついています。
タッチパネル対応で10点マルチタッチもできるモデルです。
製品名 | LCD-MF224FDB-T2/UEPM501 |
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解像度 | フルHD(1920×1080) |
画面サイズ | 21.5インチ 非光沢タイプ ADS |
表示速度 | リフレッシュレート 不明 |
重量 | 約3,600g |
接続方法 | 標準HDMI x1 DVI-D アナログRGB |
給電方法 | 電源コード(100V) |
スピーカー | 内臓 |
タッチパネル | 対応(10点マルチタッチ) |
スタンド | 一体型スタンド |
接続方法はUSB-Cに対応していないため注意が必要。HDMIの他、DVI-D、アナログRGBに対応しています。
23インチ台のおすすめモバイルモニター
最後は23インチ台はモバイルモニターの紹介です。
23インチ台はいざという時だけ持ち運ぶ人におすすめです。
ASUS ZenScreen 23.8インチ MB249C


ASUSは日本でも人気の台湾パソコンメーカーで 「ZenScreen」という商品名でモバイルモニターも販売しています。
23.8インチのこのモデルはモニターアームとパーテーション用フックも付属する珍しいタイプです。
さまざまなシーンで使えます。




製品名 | MB229CF-J |
---|---|
解像度 | フルHD(1920×1080) |
画面サイズ | 23.8インチ 非光沢タイプ IPS |
表示速度 | リフレッシュレート 75Hz |
重量 | 4,840g |
接続方法 | USB-C x1 標準HDMI x1 |
給電方法 | 電源アダプタ |
スピーカー | 内臓 |
タッチパネル | 非対応 |
スタンド | 一体型スタンド |
3年間の保証がついてきますので安心して使えます。
InnoView 23.8インチ PM608


InnoViewはモバイルモニターを専門に扱っている中国メーカー。
専門メーカーだけあって、高品質な製品を提供しています。
23.8インチのこのモデルの特徴は解像度が4Kであること。
モバイルモニターとは思えない高画質な映像を楽しむことができます。
製品名 | PM608 |
---|---|
解像度 | 4K(3840×2160) |
画面サイズ | 23.8インチ 非光沢タイプ IPS |
表示速度 | リフレッシュレート 60Hz |
重量 | 3,500g |
接続方法 | USB-C x2 標準HDMI x1 |
給電方法 | USB-C |
スピーカー | 内臓 |
タッチパネル | 非対応 |
スタンド | 一体型スタンド |
2年間の保証がついてきますので安心して使えます。
EVCIV 23.8インチ EV2308


EVCIVはモバイルモニターを老舗メーカー。
23.8インチのこのモデルは重量がわずか2,436gの超軽量。
持ち運びに便利なだけでなく、ベゼルも薄くて見た目もスタイリッシュです。
製品名 | PM608 |
---|---|
解像度 | FHD(1920×1080) |
画面サイズ | 23.8インチ 非光沢タイプ IPS |
表示速度 | リフレッシュレート 100Hz |
重量 | 2,436g |
接続方法 | USB-C x2 標準HDMI x1 |
給電方法 | USB-C |
スピーカー | 内臓 |
タッチパネル | 非対応 |
スタンド | 一体型スタンド |
リフレッシュレートが100Hzあるのでゲームにも最適です。
大型モバイルモニターまとめ
本記事では大型モバイルモニターのサイズとおすすめモデルを紹介してきました。
ノートパソコンに接続して、どこでもデュアルディスプレイで作業できるモバイルモニターは持ってて損しません。
自身の用途に合ったモデルを選んでいただければと思います。