パソコンのサブモニターに使えて持ち運びにも便利なモバイルモニター。
外出先に持っていけるのはもちろん、自宅でも省スペースで使えます。
また、最近ではSwitchなどのゲームの外部モニターとしての需要も高まっています。
中でも10インチから14インチの小型のモバイルモニターは、特に気軽に持ち運びができる便利アイテムです。
本記事では、小型のモバイルモニター(10インチから14インチ)のおすすめを厳選して紹介します。
15インチ以上のモバイルモニターも見たいという方は下の記事をご覧ください。

【結論から】当サイトおすすめの小型モバイルモニター
先に結論から知りたい人は下の表を参考にしてください。
10インチ台から5モデル、13インチ台から4モデル、14インチ台から3モデルのおすすめモニターです。
小型モバイルモニターの選び方
どの小型モバイルモニターを選べばいいかわからない人も多いと思います。
ここからは小型モバイルモニターの選び方を紹介していきます。
以下の6項目に着目して選ぶようにしましょう。
サイズ
モバイルモニターサイズはモニターの対角線の長さをインチ表示したもの。1インチ=2.54cmになります。

持ち運びしやすい小型モバイルモニターは10インチから14インチ。
基本的な縦横比である16:9の場合、縦と横の長さは下の画像と表のとおりです。

サイズ | 幅 | 高さ |
---|---|---|
10.1インチ | 22.4cm | 12.6cm |
10.5インチ | 23.2cm | 13.1cm |
13.3インチ | 29.4cm | 16.5cm |
13.5インチ | 29.0cm | 16.8cm |
15.6インチ | 34.5cm | 19.4cm |
16.0インチ | 35.4cm | 19.9cm |
17.3インチ | 38.3cm | 21.6cm |
18.5インチ | 40.9cm | 23.0cm |
- 10インチ台:Androidタブレットに多い(現行iPadは10.9インチ)
- 13インチ台:持ち運びしやすく自宅でも使える
- 15インチ台:自宅での接続がメインだけど持ち運びもできる
- 17インチ台:モバイルモニターの中では大型

自身が10インチ台か13インチ台のどちらかから選ぶとよいでしょう
10.5インチから17.5インチを選べると下の画像のようになります。


13.5インチのパソコンと10.5インチモニター、13.3インチモニターを並べてみました。


13.5インチのパソコン10.5インチとパソコンです。
13.5インチPCと10.5インチモニターを並べるとふた回り小さく感じますね。



本当の意味でのサブといった感じ


13.5インチPCと13.3インチモニターは当然ですが、ほぼ同じ大きさです。
パソコンと同じサイズで違和感なく使いたい人は、自身のパソコンと同じ大きさにすることをおすすめします。


- 10インチ台:タブレットサイズ(パソコンの補助)
- 13インチ台:小型パソコンサイズ(パソコンと同等サイズ)
解像度
小型モバイルモニターを選ぶ上で解像度も重要です。
映像の精密さを表す数値で、画面内に点(画素)が何個配置されているかを指します。
解像度が高いほど、画像や映像はなめらかで鮮明で細やかになります。


小型のモバイルモニターはフルHD(1920×1080)が最も多く使われています。
多少表示される文字などが小さくなっても、作業領域を広げたいという人は2KやWQHDを選ぶとよいです。
- HD:1,280×720
- フルHD:1,920×1,080
- 2K:2,048×1,080
- WQHD:2,560×1,440
- 4K:3,840×2,160
液晶パネル
モバイルモニターには主に3種類の液晶パネルが採用されています。
IPS、VA、TNの3種類にはそれぞれメリットとデメリットがありますが、IPSを選択すれば間違いありません。
他と比べて値段が少し高いですが、視野角が広くさまざまな用途に使えます。
項目 | IPS | VA | TN |
---|---|---|---|
応答速度 | 少し遅い | 遅い | 速い |
視野角 | 広い | 狭い | 狭い |
発色 | 普通 | きれい | よくない |
コスト | 少し高価 | 普通 | 安価 |
用途 | ゲーム 映画やアニメ鑑賞 イラスト作成 動画、写真編集 | 映画やアニメ鑑賞 | ゲーム |
また、液晶パネルには光沢タイプ(グレア)と非光沢タイプ(ノングレア)の2種類があります。
光沢タイプは映像がきれいですが、映り込みしやすいです。
非光沢タイプは映り込みしにくいかわりに、映像が白っぽくなってしまいます。
項目 | 光沢タイプ | 非光沢タイプ |
---|---|---|
メリット | 映像がきれい | 映り込み(反射)しにくい |
デメリット | 映り込み(反射)しやすい | 映像が白っぽい |
スタンド
モバイルモニターのスタンドには、保護カバー兼用スタンドと自立スタンドの2種類があります。
保護カバー兼用スタンドが主流になっています。
保護カバー兼用スタンド
保護カバー兼用スタンドはその名のとおり、付属の保護カバーがスタンドにもなるタイプです。
保護カバー兼用スタンドの中にも2つタイプに分かれます。
1つ目のタイプがディスプレイ前面に保護カバーが出てくるタイプです。


このタイプは決まった角度では安定するのですが、角度の調整がしにくいデメリットがあります。


角度にこだわらない人にはおすすめです。


2つ目のタイプは画面の底と保護カバーでバランスを取って立てるタイプです。
このカバーを開くと下の画像のようになります。


画面上部がマグネットで保護カバーとくっつきます。


このタイプは角度を調整できるだけでなく、画面が前面に出ないため省スペースで使えます。



私はこのタイプの方が好きです


画面の底に滑り止めのゴムがついています。


自立スタンド
もう一つの種類は自立スタンドです。


モニター本体にスタンドが付属するタイプで自由に角度を調整できます。
安定して立つし、場所も取りません。



最もおすすめです


デメリットとしては、持ち運ぶ時に別の保護ケースに入れて持ち運ばなければいけない点です。
荷物が少し増えてしまうのが欠点です。
また、モバイルモニターの中でも自立スタンドのモデルはあまり多くなく、自身に合ったものを見つけるのが難しいです。
機能性


モバイルモニターには、タッチパネル搭載やバッテリー内臓、有機ELのモデルもあります。
タッチペンで絵を描きたい方はタッチパネル搭載を選びましょう。
また、バッテリー内臓のモバイルモニターは電源ケーブルをを接続する必要がありません。
持ち運び時に極力荷物を減らしたい人におすすめです。
メーカーと価格


モバイルモニターはさまざまなメーカーから販売されています。
主流は価格が安い中国メーカーですが、日本メーカーからも販売されています。
高品質・サポートを重視する人は日本メーカーをおすすめします。
小型モバイルモニターのおすすめ
小型のおすすめモバイルモニターは以下のとおりです。
10インチ台のおすすめモバイルモニター
10インチ台はモバイルモニターの中でも最も持ち運びのしやすいサイズになります。
重さは平均で350g程度。小さいカバンでも十分入ります。
VisionOwl 10.5インチ xl-105


安心のAmazon限定ブランド「VisionOwl」の10.5インチモニターになります。
重量がたったの249gしかなく、カバー付きでも393gしかありません。
省スペースで画面を立てることができます。
薄くて軽く、まるで本のようにサイズが小さいため、カバンに入れても邪魔になりません。
製品名 | xl-105 |
---|---|
解像度 | フルHD(1920×1280) |
画面サイズ | 10.5インチ 光沢タイプ IPS |
表示速度 | リフレッシュレート 60Hz |
重量 | 249g(カバー付き:393g) |
接続方法 | USB-C x2 miniHDMI x1 |
給電方法 | USB-C |
スピーカー | 内臓 |
タッチパネル | 非対応 |
スタンド | 保護カバー兼用スタンド |
価格もリーズナブルで10.5インチのモバイルモニターの中で最もおすすめのモデルになっています。
ベゼル(縁)が細くスタイリッシュですが、アルミ製のためしっかりしています。
switchにもケーブル1本で接続できます。


JAPANNEXT 10.5インチ 105FHDPR


「JAPANNEXT」は主にモニターを取り扱っている日本メーカー。
日本の企業、それもモニター専門メーカーということで高品質で保証も手厚くなっています。


USBケーブル1本でどこでもデュアルディスプレイを実現できます。
重量も軽いので持ち運びも簡単です。
製品名 | 105FHDPR |
---|---|
解像度 | フルHD(1920×1280) |
画面サイズ | 10.5インチ 光沢タイプ IPS |
表示速度 | リフレッシュレート 60Hz |
重量 | 360g(カバー別) |
接続方法 | USB-C x2 miniHDMI x1 microUSB×1 |
給電方法 | USB-C |
スピーカー | 内臓 |
タッチパネル | 非対応 |
スタンド | 保護カバー兼用スタンド |
保護カバーついており、スタンドとして利用できます。
他のモニターと違う点はmicroUSB端子がついているところです。
これによりマウスやキーボードとも接続可能になっています。
EVICIV 10.5インチ M105T01


各種サイズのモバイルモニターを製造・販売している「EVICIV」。
モバイルモニターの老舗ブランドです。
10.5インチモニターは軽いのはもちろん、画質もきれいです。
製品名 | M105T01 |
---|---|
解像度 | フルHD(1920×1280) |
画面サイズ | 10.5インチ 光沢タイプ IPS |
表示速度 | リフレッシュレート 60Hz |
重量 | 250g(カバー別) |
接続方法 | USB-C×1 miniHDMI×1 |
給電方法 | USB-C |
スピーカー | 内臓 |
タッチパネル | 非対応 |
スタンド | 保護カバー兼用スタンド |
保護カバー兼用スタンドも付属しており、画面傷などの心配がありません。
モニター背面にはVESA穴もついているので、市販のスタンドに取り付けることもできます。
Intehill 10.5インチ T10PA


「intehill」は、中国のHanshi Jingxian社が展開するポータブルモニターのブランド。
小型から大型のモバイルモニターを取り揃えています。
「T10PA」は10.5インチでタッチ機能を搭載しているモデルです。
製品名 | T10PA |
---|---|
解像度 | フルHD(1920×1280) |
画面サイズ | 10.5インチ 光沢タイプ IPS |
表示速度 | リフレッシュレート 60Hz |
重量 | 460g(カバー込) |
接続方法 | USB-C×2 標準HDMI×1 |
給電方法 | USB-C |
スピーカー | 内臓 |
タッチパネル | 対応(10点マルチタッチ) |
スタンド | 保護カバー兼用スタンド |
ベゼル(縁)が5mmと薄いだけでなく、本体も10mmしかないため、持ち運びも簡単です。
保護カバー兼用スタンドも付属しており、画面傷などの心配がありません。
VisionOwl 10.5インチ xl-105t


先ほど紹介したAmazon限定ブランド「VisionOwl」のタッチ機能搭載モデルになります。
本体が薄く軽量いたぷなので、持ち運びにも便利です。
製品名 | xl-105t |
---|---|
解像度 | フルHD(1920×1280) |
画面サイズ | 10.5インチ 光沢タイプ IPS |
表示速度 | リフレッシュレート 60Hz |
重量 | 320g(カバー込:460g) |
接続方法 | USB-C×2 miniHDMI×1 |
給電方法 | USB-C |
スピーカー | 内臓 |
タッチパネル | 対応(10点マルチタッチ) |
スタンド | 保護カバー兼用スタンド |
保護カバーを使って立てた時にカバーが画面の前に出ないタイプなので、省スペースで使えます。
有線イヤホンを使用するとピーと高い音が入るという指摘もあるので注意が必要です。
13インチ台のおすすめモバイルモニター
続いて13インチ台のおすすめのモニターになります。
作業領域を確保しつつ持ち運ぶのにかさばらない、ちょうどいいサイズといえます。
kksmart NK-135 13.5インチ


kkksmartの13.5インチのモバイルモニターになります。
解像度も2Kできれいな映像を楽しめます。
省スペースで画面を立てることができます。
製品名 | kksmart NK-135 |
---|---|
サイズ | 220mm×360mm×9mm |
画面サイズ | 13.5インチ 非光沢タイプ |
解像度 | 2K(2256×1504) |
表示速度 | リフレッシュレート 60Hz |
重量 | 446g(722gカバー込) |
接続方法 | USB-C x2 miniHDMI x1 |
給電方法 | USB-C |
スピーカー | 内臓 |
タッチパネル | 非対応 |
スタンド | 保護カバー兼用スタンド |
コスパ最強でパソコンのサブモニターとして使える他、SwitchやiPhoneにも対応しています。


cocopar 13.3インチ133OLED


売れ筋のモバイルモニターを多数提供している「cocopar」。
13.3インチのこのモデルは13インチ台には珍しく自立スタンドであること。
安定して立てられ、角度調整も自由自在。場所もとりません。


今なら持ち運びに便利な収納ケースが無料でついてきます。
製品名 | 133OLED |
---|---|
解像度 | フルHD(1920×1080) |
画面サイズ | 13.3インチ 光沢タイプ 有機EL |
表示速度 | リフレッシュレート 60Hz |
重量 | 650g |
接続方法 | USB-C x2 miniHDMI x1 |
給電方法 | USB-C |
スピーカー | 内臓 |
タッチパネル | 非対応 |
スタンド | 自立スタンド |
また、有機ELパネルを採用しているため、液晶と比べて色がきれいに発色されます。
画質をこだわる人にもおすすめです。
KEEPTIME P135 13.5インチ


Amazonで人気を誇っているモバイルモニターメーカー「KEEPTIME」。
このモデルは13.5インチにも関わらず、重量が380gしかないのが特徴。
ベゼル(縁)も薄く画面が大きく感じます。
製品名 | P135 |
---|---|
解像度 | 2K(2256×1504) |
画面サイズ | 13.5インチ 光沢タイプ IPS |
表示速度 | リフレッシュレート 60Hz |
重量 | 400g |
接続方法 | USB-C x2 miniHDMI x1 |
給電方法 | USB-C |
スピーカー | 内臓 |
タッチパネル | 非対応 |
スタンド | 保護カバー兼用スタンド |
モバイルモニターの解像度はフルHDが多い中、このモデルは解像度が2Kになっています。
画質をこだわる人にもおすすめです。
kksmart 13.3インチ NK-133T


「kksmart」13.3インチでタッチパネル対応のモバイルモニターになります。
厚さが9mmと薄くて重量も400gしかないため、簡単に持ち運べます。
製品名 | NK-135 |
---|---|
画面サイズ | 13.3インチ 非光沢タイプ IPS |
解像度 | フルHD(1920×1200) |
表示速度 | リフレッシュレート 60Hz |
重量 | 400g(カバー別) |
接続方法 | USB-C x2 miniHDMI x1 |
給電方法 | USB-C |
スピーカー | 内臓 |
タッチパネル | 対応 |
スタンド | 保護カバー兼用スタンド |
保護カバーを使って省スペースで画面を立てることができます。
また、スマホとつなげて車載ナビとしても利用できます。
14インチ台のおすすめモバイルモニター
14インチ台は小型の中の大型。
13.5インチか15.6インチかどちらか決めきれない人におすすめ。
意外にもラインナップは充実しているので、おすすめです。
IODATA 14インチ EX-YC141D


IODATAは誰もが知る日本メーカーで安心して購入できます。
IODATAは13.3インチのモバイルモニターを出していますが、スタンドが使いにくくベゼルも太いためおすすめできません。
しかし、この14インチモデルは自立スタンドで使いやすく、液晶もきれいで軽量と文句なしと言えます。


製品名 | EX-YC141D |
---|---|
解像度 | フルHD(1920×1080) |
画面サイズ | 14インチ 光沢タイプ ADS |
表示速度 | リフレッシュレート 60Hz |
重量 | 610g(カバー別) |
接続方法 | USB-C x2 miniHDMI x1 |
給電方法 | USB-C |
スピーカー | 内臓 |
タッチパネル | 非対応 |
スタンド | 自立スタンド |
持ち運び用の専用ケースもついてくるので、持ち運びも簡単です。
VisionOwl 14インチ MD-14G


安心のAmazonブランド「VisionOwl」の14インチモニターになります。
自立スタンドなので角度調整が楽にでき、省スペースで立てることができます。
本体重量も540gしかなく軽量で持ち運びやすくなっています。
製品名 | MD-14G |
---|---|
解像度 | フルHD(1920×1200) |
画面サイズ | 14インチ 光沢タイプ IPS |
表示速度 | リフレッシュレート 60Hz |
重量 | 540g(カバー別) |
接続方法 | USB-C x2 miniHDMI x1 |
給電方法 | USB-C |
スピーカー | 内臓 |
タッチパネル | 非対応 |
スタンド | 自立スタンド |
パソコンや電源コードだけでなく、モバイルバッテリーからでも給電可能です。
2年のメーカー保証もついてきます。
KEEPTIME 14インチ P141Q13D


Amazonの人気モバイルモニターメーカー「KEEPTIME」。
価格が他のメーカーよりも安いのも魅力の一つです。
製品名 | P135 |
---|---|
解像度 | 2K(2160×1440) |
画面サイズ | 14インチ IPS |
表示速度 | リフレッシュレート 60Hz |
重量 | 460g(カバー別) |
接続方法 | USB-C x2 miniHDMI x1 |
給電方法 | USB-C |
スピーカー | 内臓 |
タッチパネル | 非対応 |
スタンド | 保護カバー兼用スタンド |
このモデルは他のモニターより解像度が2Kと高くなっています。
画質にこだわる方やパソコンの作業領域を広くしたい方におすすめです。
小型モバイルモニターまとめ
本記事では小型モバイルモニターのサイズとおすすめモデルを紹介してきました。
ノートパソコンに接続して、どこでもデュアルディスプレイで作業できるモバイルモニターは持ってて損しません。
自身の用途に合ったモデルを選んでいただければと思います。